どうも、管理人です。
最近、マッサージ屋さんに行った話です。
仕事が終わって、車で帰っていたら国道沿いに、60分 3,000円ぐらいのチェーン店?のマッサージ店を見つけて、クタクタに疲れた金曜日。自分へのご褒美みたいな感じで行ってみることにしました。
普通のマッサージ店ですが、指名制度もあるんですね(゜゜) 確かに、筋肉隆々でゴリゴリのお兄さんにやってもらった方が肩こりも ほぐれそうですし、女性のお客さんは女性のスタッフに対応してもらいたいと言う希望もありますので納得。自分は初めて利用するお店だったので、指名をせずに待っていたら20代後半ぐらいのお姉さんが担当してくれる事になりました。
見た目は小柄な体型なのに押すチカラが強くて、かなり満足でした。60分もあるので世間話になり、お姉さんいわく このマッサージ店のスタッフは正社員やアルバイトではなく、資格を持った人たちが大元の会社と契約して 場所を借りて営業している形態らしく、個人事業主たちの箱 みたいな感じらしいです。
さらに話を聞くと、毎日3時間ぐらい仕事したら その日の給料を稼げてしまうので、そのお姉さんは管理人のマッサージが終わったら帰るらしいのです。
確かに体力を使う仕事なので大変ですが、指名されれば指名料も入りますし、資格が必要な仕事なので時給に換算したら3時間9,000円。会社に納める分と 諸々の税金を引いて8,000円ぐらいになるとしても、6時間 働けば単純に2倍 稼げるのに、どうして3時間だけなのか。少し気になったので聞きました。
「残りの1日は何をするんですか?」
もしかしたら家庭の事情などがあるかもしれないのに、野暮なこと聞いてしまったと思いましたが、お姉さんは「家に帰ってゲームしたり、youtubeを観たり、だらだらしてます(笑) 」と言いました。
もっと稼ごうと思えば、稼げるのに もったいないと思ったので、管理人の意見として
「お姉さんが独立して自分のお店を持って、お客さんがいっぱい来るようになって店が回らなくなったら、従業員を雇って、接客からの仕事から徐々に経営の仕事に移っていって、お金が貯まったら、お店を増やして経営すれば、お金持ちになって自分の好きな時間に使えるよ。そうしないの?」って聞きました。
お姉さんは、「夢とかやりたい事も特に無いし、3時間で仕事おわらせて、余った時間で遊びに行ったり、欲しい物は買えるし、旅行にも行くし、今の生活で十分だよ。 楽しく暮らせてる。それに、あんまり働きたくないw」って言うんです。
また話の流れで
管理人から「この仕事が好きなら話は変わるけど、あんまり働きたくないなら、経営者を目指して始めて社長になれば、最終的には働かずにお金持ちになれるのに、もったいないよ」って返すと、
お姉さんも「えー、でも お金持ちになりたい訳じゃないから、そんなに稼がなくても大丈夫」と返してきたので
「だからね、お姉さん。お金持ちになったら、自由な時間が増えるから好きな事が出来るし、好きな物も買えて、それなりに自由な生活を手に入れられるよ」って言ったんです。
すると、お姉さんに
それって今の生活と何が違ちがうの?
高級なブランドとか欲しくないし、広い豪邸にも住みたい訳ではないし
好きな事は出来ているし
"社長になった わたし"と"今の わたし"
本質的な事は変わらなくない?
って言われたんです。
これって、熱くないですか?
実は これ、有名なメキシコの漁師の話で、それをマッサージに行った時に思いだしたので
少し装飾した作り話なのですが、めっちゃ熱いですよねw
▽実際のストーリー▽
メキシコの田舎町。
海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人の旅行者は「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの?」 と尋ねた。すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、漁師は、「自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だ」と言った。
「それじゃあ、余った時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、
漁師は「日が高くなるまで ゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工 工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから?そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者は にんまりと笑い、「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」
(引用)
この物語には、お金というのは あくまで「手段としての価値」と言うメッセージが込められていて、何かを実現するための手段という役割しかない。
"物"に対する価値を、お金という流動性のあるものに形をかえているだけなんです。
メキシコの漁師は、すでにやりたいことをお金を媒介せずに実現しているので、今更 お金を媒介させる意味なんて どこにあるだろうという疑問を投げかけていて、旅行者は「手段が目的になっている」という状態なのです。
お金を手段にしなくても達成できる目的であれば、お金は必要ないのです。
もちろん、生きていくためには何かを得る必要があるので、お金は これからも重要であり続けるはずですが、人生の目的が物でないのであれば、その人にとってお金はそれほどの意味を持たなくなると思います。
旅行をしている人が、ちょっとリッチなホテルに泊まって、高い物を買っていたとします。
でも、この人が本当に求めているのは高級な旅では無いかもしれない。
本当は安くてもノンビリ旅をしたいのだけど、時間がなく 幸いにもお金はあるから、時間で楽しめない捌け口として、お金で楽しもうとしているかもしれない。
「時間を楽しむ」ということの代替品として「物」に走っているのだとしたら、本質的に満たされていないのではないでしょうか。だったら、最初から「お金を媒介しない生き方」を選択するというのは非常に意味を持つことだと思います。
モノで埋め合わせをするのは、淋しいですね・・・。
この話を読んで、一瞬 思ってしまったのが
あれ!?
何のために自分は今、バリバリ仕事を頑張っているんだ?
こんなに無茶しなくても、それなりの給料を貰って、
それなりに生きていけるぞ?
細々と暮らしながら、
美味しいごはんも食べて、買いたい物も買えるし、
旅行にも行けるし、友達とも遊べるぞ?
自分でやってるビジネスで成功して お金持ちになっても
乗っている車がトヨタからレクサスになったり
住んでいるアパートがマンションになったり
2階建ての家が3階建てになったり
その程度じゃないか?
つまり、今の状況と比べると規模が変わるだけで
本質的なことは、何も変わらないな。
別にこのままでも良いかな。。。
いやいや違う!!
何もしなくても、いつでも今の状況に戻ってこられるんですよ。
失敗しても、今いるココには帰ってくることが出来るんだから。人生 一度きりしかないし、チャレンジみるのもアリだなと。その先にある景色ってのは、絶対に違って見えるのだから、とりあえず頑張ってみよう。だから、自分は安心して、今やろうとしている事に挑戦してみようかなと。
生き急ぐ必要はないですし、今が じゅうぶん豊かであれば、暮らしに満足してるなら、問題ないと思います。問題ないと思うんですが、問題ないんだったら、いつでも そこに戻れるんだから、面白いから、楽しそうだからチャレンジしてみれば良いと思います!
それが本質的には変わらないとしても、やりましょう!楽しんだもん勝ちです!笑
おわり
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